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妊娠中はしっかり食べてください

栄養療法で妊娠された妊婦さんが今日もこのようなことを言っていました。「妊婦健診では体重を増やすなばかり言われるので、妊娠前に比べると肉の食べ量が少なくなっている」
妊婦健診では、母体のチェックとしては体重測定、貧血と尿の検査くらしかしません。そしていつも言われるのが体重を増やすなということです。確かに肥満は妊娠中毒症の原因になるので脂肪の蓄積はよろしくありません。しかし、だからと言って食べないと赤ちゃんに栄養が行きませんし、母体も貧血、低アルブミンになってしまいます。妊婦健診ではアルブミンをチェックしません。そのためタンパク質不足が深刻になっているのかを把握できていませんので、ただ体重を増やすなという指導しかできないのだと思います。悪く言えば、タンパク質が不足すると身体によくないという認識がないのかもしれません。タンパク質は、赤ちゃんの内臓、骨の成長に欠かせませんし、母体の血液の材料でもあります。また、母体の栄養状態が悪いと、赤ちゃんはお母さんからもらえる栄養が底をつきたと気付き早く出てこようとします。つまり早産になるのです。貧血や低アルブミンのまま出産すると、お母さんは産後うつを発症しやすくなりますし、母乳の栄養価が悪くなり赤ちゃんの成長にも影響を来します。
脂肪の蓄積の原因になる糖質の摂取を控えめにすることは重要ですが、妊娠中は栄養の需要が大幅に亢進していますので、タンパク質・鉄・亜鉛・ビタミンなどを含んだ食材はしっかり食べないといけません。