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癌予防

昨日のブログでは、「癌と診断されたら」というタイトルで記事を書きました。最近、岡山県で最も大きい病院が予防医療のビルを新築オープンしています。PET検査、肺がんドック、脳ドックなどを売りにしているようです。しかし、厳密にいうと予防医療ではなく早期発見医療です。
病気の予防に威力を発揮するのは、ずばり分子整合栄養療法です。細胞の分子濃度の乱れが病気を引き起こす原因だからです。癌はDNAが活性酸素によって傷つくことが原因です。ピロリ菌やC型肝炎ウイルス感染も細胞に炎症を起こし活性酸素を発生させるので発癌因子になります。ピロリ菌除菌、肝炎ウイルス治療(昔のインターフェロン治療と違い副作用も少なくウイルス駆除ができるようになっています)、節酒や禁煙(飲酒、喫煙も活性酸素を発生させます)も癌予防には欠かせません。また平素からビタミンC、グルタチン、カロテノイド、ビタミンEなどの抗酸化物質を摂取することも重要です。また細胞の分化を正常にするビタミンAやビタミンDも癌予防でよく用います。それから忘れてはならないのが、貧血是正とアルブミンを高く維持することです。
人間ドックに毎年せっせと通うのは悪いことではありませんが、早期発見よりもまず発症させないような手立てをうつことの方がよい重要ではないかと思います。癌予防、病気の予防に是非分子整合栄養療法を取り入れていただきたいです。