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大原則

「栄養不足が原因です」、と患者さんに説明するとなかなか理解できない人がいます。慢性疾患の原因は栄養欠損です。ガンの一番の原因は感染による炎症(肝炎ウイルス、ピロリ菌、真菌など)ですが、炎症を抑えるてくれるのは抗酸化物質なので、抗酸化物質の不足が発症の一因になっているのは間違いありません。
人間は食べた栄養でしか細胞を維持できません。小腸がないと人間は死んでしまいます。栄養の消化吸収ができないからです。遺伝素因も多少関係ありますが、生活環境(食事、化学汚染物質への暴露、ストレス、喫煙、飲酒など)が病気の最大の原因です。医者は病気を治すことはできません(外傷や固形ガンは数少ない医者が治せる病気です)。病気の原因を突き止め治療方針を提示することしかできません。薬でも病気は治りません、症状を抑えるだけです。病気を予防、治すことができるのは患者さん自身です。このことを理解できない人はご自身の病気を改善させることは難しいと思います。