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粘膜マスク

新型コロナウイルス感染やインフルエンザに罹らないようにマスクをしたり手洗いうがいをしたりしていると思います。マスクについては飛沫感染の予防にはなるかもしれませんが、ドドアノブ、つり革、手すり、ATMのモニターなどにウイルスが飛んでいた場合は、触った手をしっかり洗わないとその手で口を触ったりものを食べたりすると感染する危険性があります。手からの感染の場合マスクをしていても意味がありません。
マスクが品薄というニュースをよく耳にしますが、私は感染予防目的ではマスクはしていません。二日酔いで酒臭い時にマスクを時々していたことはあります。日常生活において、ウイルス、細菌、花粉などの異物と絶えず接触しているのが粘膜です。これらの異物を体内に侵入せないように第一線で頑張ってくれているのが「粘膜免疫」です。粘膜免疫が働く場所は、目、鼻、口、腸管などの粘膜や結膜です。コロナウイルスやインフルエンザウイルスも粘膜などから侵入しますので、粘膜にマスクをしてあげる方が予防の面ではるかに効果的です。粘膜免疫の主役はIgA抗体です。IgA抗体をきちんと分泌させること=粘膜にマスクをすることがウイルス感染を予防することになります。ちなみに母乳にはIgA抗体が多く含まれているので赤ちゃんは半年ほど感染症にかかりにくいわけです。ではこの粘膜マスクになるIgA抗体をしっかり作るにはどうしたらいいかといいますと、IgA抗体の材料になるビタミンAやグルタミンというアミノ酸をしっかり摂取することです。その他には、乳酸菌の摂取で小腸免疫が刺激されIgA抗体の分泌が促されます。というわけで私はマスクをしない代わりに、天然ビタミンA、グルタミン、乳酸菌(フェカリス菌)などをしっかり摂取して感染防御を行っています。