blog

マスクで皮膚炎

ポリウレタンは衣類、マスクなどの原料としてよく用いられます。ポリウレタンの原料となるイソシアネートという化合物は、アトピー性皮膚炎の原因になり、場合によっては呼吸困難やアナフィラキシーショックなどを引き起こす危険性もあります。
コロナ予防のためにマスクをするようになりましたが、マスクが顔にあたるところが赤くなっている患者さんが時々おられます。ポリウレタンを使用しているマスクの影響を疑い、ポリウレタンを使っていない綿や紙性のマスクに変更することをお勧めしています。ここで注意しないといけないのが、布製のマスクは洗って何度も使いますが、柔軟剤の中にポリウレタンが入っている場合がありますので、洗う場合はポリウレタンを含有している柔軟剤は使用しないことが重要になります。