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ワクチン接種でちゃんと抗体をつけるには

新型コロナウイルスのワクチンの接種が日本でももう少しで始まりそうです。従来のワクチンは生ワクチン、不活化ワクチン(ウイルスを弱毒したものや不活化したもの)を打ち、軽く感染させたような状態にして体内でそのウイルスに対する抗体をつけさせるものです。新型コロナのワクチンで今アメリカで接種されているのは従来のものと少し違ったタイプで、mRNAというウイルスの遺伝子の断片を接種することでウイルス抗原蛋白を生成させ、それによって抗体をつくらせるという新しいものだそうです。いずれにしても、新型コロナウイルスに対する抗体をつくらせて感染を予防するものですが、抗体も当然栄養から作られます。抗体の材料はタンパク質です。タンパク質不足だと、せっかくワクチンを打っても抗体がきちんと作られません。高齢者と赤ちゃんはタンパク質不足なので抗体がなかなか増えません。そのためインフルエンザのワクチンは2回接種になっています。高齢者でなくても、炭水化物ばかり食べているような人は若くても抗体がちゃんと作られない可能性があります。
ワクチンを打つにしろ打たないにしろ、感染防御にはタンパク質は重要なので、しっかりタンパク質を食べるようにしてください。