blog

妊娠体質になりたい人は、肉を食べなさい。

今日のブログのタイトルは私が2014年に書いた本の題名です。私の息子が柔道でお世話になっている生々館道場の指導者の塚崎先生は、塚崎整骨院を経営されています。今日、妊活希望の患者さんを紹介してくれました。その患者さんは本屋で骨盤矯正で妊娠する、みたいな本を買って骨盤矯正目的で塚崎先生の整骨院を受診されたようでした。私はその患者さんに「その本よりももっといい本がありますよ、こっちを是非読んでください。」と言って「妊娠体質になりたい人は、肉を食べなさい。」の本をお見せしました。
別に肉食を推奨する本ではないのですが、①妊娠するにはエネルギーが必要であること、②卵巣や精巣維持には亜鉛やビタミンAなどの栄養が欠かせないこと、③性ホルモンや子宮内膜、精子などの材料も栄養でできていること、④妊娠に関係する栄養素は野菜よりも肉や魚などの動物性食品に多く含まれていること、などを知っていただきたいために書いた本です。(人間は草食動物ではないので、草というか野菜だけでは不足する栄養素がいっぱいあるのです)
不妊症の多くは、子宮、卵巣、卵管、精子などに特に問題はないけれどなかなか妊娠できない機能性不妊症(原因不明不妊症)です。原因不明不妊症と言っても原因がないわけではなく、産婦人科的には原因を挙げることができないだけです。産婦人科的に原因が不明でも分子整合栄養医学的には原因は明らかなのです。卵巣、子宮、エネルギー産生するミトコンドリアなどに必要な栄養が細胞レベルで不足していることが妊娠しにくい主な原因です。
生化学的な知識を使って血液データを解析して不足栄養素をわりだし、治療用のサプリメントを用いれば、多くの方は妊娠可能です。不妊でお困りの方は、栄養療法で不妊治療の経験豊富なgdmクリニックに是非ご相談ください。