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体蛋白の異化

東京五輪の日本柔道は素晴らしい結果を残しました。52kg級で金メダルを獲得した阿部詩選手は、味の素が食事のサポートをしていたそうです。ちなみに2019年のグランドスラム大阪の試合を見に行きましたが、その時にうちの次男は一緒に写真をとらしてもらいサインをもらっています。詩選手は食事にあまり興味がないそうで、しかも練習前は食事を摂りたがらなかったそうですが、食べずに練習すると怪我のもとになると指導され、詩選手が好きなものをアレンジして食事を摂るように指導していったとのこと。食べずに運動すると、エネルギー不足になり、エネルギーを作るために体蛋白を壊してブドウ糖を新生しようとします。つまり、筋肉を壊して糖をつくろうとするので、筋肉トラブルを起こしやすくなるのです。
当然食事も大切ですが、トップアスリートになると食事だけでは賄いきれない栄養素がたくさんでてきます。食事にこだわり過ぎず、食事だけでは賄いきれない栄養素についてはサプリメントで補充した方がいいパフォーマンスを発揮できます。当然、私の師匠の栄養素はドーピングにもひっかかりません。阿部詩選手も鉄やビタミンB群などを摂取すると、もっとスタミナがつくはずです。