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栄養療法は最も効果的な不妊治療です

4月から不妊治療も公費負担がされるようになります。不妊症の中でも原因不明の割合は11%あると1996年にWHOが発表していますが、最近の日本人に限っていえば原因不明不妊症の割合はもっと多いものと思われます。なぜなら日本人女性は痩せの割合が他の先進国に比べて圧倒的に多いからです。人間の身体は全て栄養でできています。性ホルモン、子宮内膜、精子も栄養で作られます。卵巣や精巣機能維持するにも栄養が必要です。受精するにはエネルギーが必要ですが、エネルギー産生するにも栄養が必要です。卵子、精子、ホルモンバランス異常も実は栄養欠損が原因の場合も少なくありません。適切な栄養補充で改善することはよくあります。
原因不明不妊症の治療は体外受精や顕微授精になります。妊娠できる環境(細胞の分子濃度が正常に近い状態)ではないのに、体外受精や顕微授精をしてもなかなか着床しません。またしても流産や早産になりやすいのです。
まずは、環境を整えることが何より重要です。基礎体力という言葉がありますが、基礎妊娠力が備わっていないのにいくら高度な不妊治療を行っても成功率は低いのです。基礎妊娠力すなわち細胞(ミトコンドリア)・組織・臓器(卵巣、精巣、子宮内膜など)が理想的な分子濃度(栄養状態)にすることが妊娠への近道になります。
栄養を侮ってはいけません。いくら文明が進化しても所詮人間も他の生物と同じで栄養が欠かせないです。器質的な原因がなければ栄養療法単独でも妊娠は十分可能です。卵管、卵子、精子に問題があり体外受精や顕微授精をする場合も、栄養療法を併用すると妊娠率が大幅に向上します。
不妊症対策はできるだけ早期に行う方がいいですので、不妊症でお困りの方は是非ご相談ください。

岡山市で栄養療法による不妊治療を行うgdmクリニック院長森谷宜朋の著書