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「ココナツウオーター」でがんが治ると主張するフェイスブック(Facebook)の投稿記事が、スリランカで拡散しているというのを医療ニュースサイトで知りました。投稿記事には、「ココヤシの胚乳を数片、温水に浸してできたアルカリ性の水を毎日飲めば、誰にでも効果がある。温かいココナツウオーターが、がん細胞を分離して殺す」などが書かれているそうです。どういう機序でがん細胞が死ぬのかは書かれていないようです。
日本ではココナツが容易に手に入りませんので真似をする人はいないと思いますが、日本でもあやしいがん治療が結構行われています。まあ、gdmクリニックの行っているがん治療も大病院の先生方からしてみれば、いんちき治療だと思われているでしょう。しかし、アルブミンやヘモグロビンをを高値に維持することでがんの増殖を抑えることは、アルブミンや赤血球膜に免疫を担う働きがあるのは分かっていることですし、ビタミンAやビタミンDの分化誘導作用や高濃度ビタミンC点滴による過酸化水素によるがんのアポトーシスなどについての文献もあります。ただ、薬物療法オンリーの医療界では、栄養による治療効果に関する文献を読もうとしないから知らないだけなのです。