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総合内科で改善しない病態

今は臓器別の診療が主流です。特に大学病院や大きな総合病院はそうです。内科でも消化管、肝胆膵、呼吸器、血液、内分泌などに細分化されています。自分の専門臓器以外の病気は診ない、診ても分からないというDr.も多いようです。どの臓器の病気かよく分からない症状の場合、総合内科に紹介されることが多いです。特殊な疾患の診断をつけてくれることがあるのでよく分からない病態の場合は総合内科に紹介してもらうのはよいかと思います。しかし、栄養欠損で生じた症状や病態の診断や治療は総合内科では無理です。起立性調節障害や慢性疲労症候群は総合内科では正しく診断治療されません。そもそも医学部で栄養欠損という概念、栄養欠損で症状や病気が引き起こされるということを教えていませんので、殆どの医師は栄養について詳しくしりません。また日本は保険診療が主流なので保険診療では栄養素の処方ができません。苦し紛れにシナール、ノイキノン、ユベラなどを処方しているのを見ますが、量が全然足りないので効きません。栄養療法は容量依存性に治療効果が得られますので不足を補うだけの至適量を処方しなければ、細胞・組織・臓器の代謝は正常化しません。
総合内科に通院しているけれど症状が改善しな方は是非ご相談ください。