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胃カメラでトラウマ

鉄不足になりにくいはずの人(閉経後の女性や成人男性)が血液検査でフェリチンが低い場合には、胃や大腸の内視鏡検査を受けるように助言します。しかし、以前他院で胃カメラを受けてしんどい思いをした人は、検査をしたがりません。鼻からの胃カメラがおえっとならないと医師に言われてやったものの、ものすごくしんどかったという人もいます。ある女性は出産よりも胃カメラ検査の方がしんどかったと言われてました。私の咽頭麻酔だけで胃カメラを受けたことがありますが、確かにしんどいですが許容範囲内でした。嘔吐反射の強さには個人差があり、反射が強い人は、経鼻内視鏡でもかなりしんどいようです。gdmクリニックでは、経鼻用の細い内視鏡を鎮静剤の注射をして口から入れるようにしています。鎮静剤の注射の量も、効き具合を確認しながら適宜増量してほどよい鎮静にするようにしています。
大学病院などの大病院は多くの患者さんを検査しないといけないので、鎮静剤を使うと時間がかかり検査後に休むベッドも確保しないといけなくなるので鎮静剤の注射なしで検査するところが大半です。しかし、一度トラウマになると次に検査が必要な時に検査を受けたがらなくなり、病気の発見が遅れてしまう危険性があります。そのためgdmクリニックでは希望される患者さんには鎮静剤を使ってうとうとしている間に楽に検査できるように心がけています。健診で胃や大腸の精密検査が必要という結果をもらった方は是非検査をうけてください。