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タンパク質の摂取量が終戦後レベル

少し前のNHKあさイチで、「毎日がみちがえる!タンパク質ライフのすすめ」という内容を放送していました。日本人の平均タンパク質摂取量は、1970年ごろからタン白質の摂取量は増えていきましたが、1995年ごろをピークに徐々に減っていき、最近では戦後の頃(1950年ごろ)の摂取量まで減っているそうです。理由は不適切なダイエット(肉は太ると勘違い)や朝食を食べないもしくはパンだけ食べる、などが影響していると考えられています。私の著書「肉食女子の肌はなぜきれいなのか?」でも、最近の子どもの背の伸びが鈍化・脚が短くなってきている、と書きましたが、これもタン白質の摂取量が減っているためです。脚の骨を伸ばすには成長期にタン白質の摂取が欠かせないからです。
現代人の食事は欧米化され高蛋白・高脂肪食になった言われていますが、これは間違いで高炭水化物食になったというのが正しいと思います。タン白質は人間の基本中の基本栄養素です。血液・免疫細胞・抗体・酵素・粘膜・皮膚・神経伝達物質などの材料として欠かせません。食いだめができない栄養素なので毎日一定量食べないといけません。またビタミンやミネラルなど栄養を全身に運搬するのも運搬タンパクというタン白質のトラックが必要です。タン白質を摂らずにいくらビタミンやミネラルを摂取しても有効に利用できません。
1日3回毎食タン白質を食べるように心がけてください。 ちなみにあさイチでモニター役をしていたお笑い芸人の女性は、タン白質といわれてもどういう食材を食べればいいのか分からない、と言っておりました。これまた驚きです。タン白質を多く含む食材は、卵・魚・肉です。大豆もタン白質を多く含んでいる食材ですが、プロテインスコアが低いので利用効率が悪いので大豆ばかり食べるのはお勧めしません。