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女性にうつ病が多い理由

男性よりも女性の方がうつ病を発症しやすいと言われています。女性にうつ病が多いのは、女性ホルモンのエストロゲンによってうつ病発症リスクが増加するからだと考えられているそうです。生理のある若い世代(20~40歳代)では、エストロゲンが扁桃体や視床下部のエストロゲン受容体αを刺激するためにうつ症状をもたらし、更年期以降は、エストロゲン受容体βを刺激できなくなるため、うつ病が引き起こされると言われています。確かに閉経して10年以上経っているご婦人でうつ症状、倦怠感を強く訴える方がいます。血液検査的には鉄欠乏や低血糖、ビタミンB群不足など目立たない場合は、エストロゲン受容体βの刺激が低下していることが原因なのかもしれません。
女性ホルモンの影響は女性のうつ症状の原因ではありますが、その他の要因として女性にうつ症状が多いのは栄養欠損(セロトニン合成に必要なタン白質・鉄・ビタミンB群の不足)があるからです。月経で毎月血液をたくさん失います。血液にはタン白質、鉄がたくさん含まれているのでこれらが不足します。また造血にはビタミンB群も必要です。不適切なダイエットや月経によって女性の多くは栄養欠損に陥っているのです。
栄養欠損が原因で生じているうつ症状の治療は簡単です。不足栄養素を治療用のサプリメントで補充すれば早期に症状は改善可能です。うつ症状でお困りの方は是非ご相談くさい。