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中2がいらいらする理由

声変わりをした中学2年生の息子が、よく「いらっとする」と言います。母親にもえらそうな口をきいています。世間でよくいう中2病というやつですかね。腕力で勝る私にはさすがにえらそうにしませんけど。思春期・成長期は反抗期でもあります。私も中2の時が反抗期でした。勉強もろくにしていませんでした。以前ブログに書きましたが、中2の夏休みの数学の宿題は、ファジアーノのオーナーの木村正明君に借りて全写しして提出しました。(貸してもらったこんなことを言うのも何なんですけど、答え合わせをすると意外と間違えていました。東京大学法学部卒ですけど)
思春期に背が急激に伸びます。骨の成長に鉄やタン白質が大量に使われますので、鉄欠乏になる生徒さんが多いです。鉄はエネルギー産生に必要なので、エネルギー不足で朝起きられなくなります(起立性調節障害という診断名)。鉄はやる気をださせるドーパミンの合成にも必要なので意欲の低下が起きる子もいます。セロトニン(心を安定させる)の合成に欠かせないのでイライラがおきる子もいます。
中学生は成長のために栄養が大量に必要なのでで、いくら理想的な食事をしていても栄養不足になる可能性は誰にでもあります。ましてや、今の若者の食生活は乱れて(菓子ばかり食う、ジュースを毎日飲む、アイスを毎晩食べる、ラーメンや菓子パンなどの炭水化物を好んで食べる)いますので、栄養不足でいらいら・朝起きられない・やる気が出ない、といった症状が私の中学生の時よりも多く見られるように思います。適切な食事とサプリメントの摂取で中2のいらいらが軽減するかもしれません。