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怠けもの扱いしないで

女性と男性との大きな違いは生理があることだと思います。月経期、卵胞期、排卵期、黄体期によってホルモンの値も変化します。身体や精神にもホルモン分泌の変化は影響を与えます。また、毎月月経で血液を大量に失います。造血するには様々な栄養が必要です。そのため生理のある年代の女性は男性よりもより多くの栄養が必要になります。しかし、不適切なダイエットや健康によかれと思って行っているマクロビなどで栄養不足に拍車がかかっている女性が非常に多いのが現状です。生理+肉の摂取が少ない、という理由で圧倒的に鉄欠乏の患者さんは女性に多いです。鉄が不足すると、だるい・すぐ疲れる・横になりたい・おっくになる・気力がでない、などの症状が出てきます。ヘモグロビンが基準範囲内にあっても鉄の貯金が少ないと症状がでます。しかし、内科や産婦人科ではその原因を正しく指摘し治療することができません。異常なしと診断されているので、周囲の人からは単なる怠け者として見られている人が少なくありません。
鉄欠乏の診断を正しく行うにはフェリチンの基準値を考え直すことが必要です。保険の鉄剤ではヘモグロビンは正常化させれますが、フェリチンを大幅に増やすことが難しいので治療用のヘム鉄を摂取していただく必要もあります。これができるのは栄養療法医のみです。だるい・すぐ疲れる・横になりたい・気力がでない・気分が落ち込む、などの症状でお困りの女性は是非ご相談ください。