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小学生のオーバードーズ

市販薬の「オーバードーズ」が社会問題化しており、TVでもよく報道されています。先日は小学生による咳止めのオーバードーズがニュースになっていました。オーバードーズ(Overdose)とは、薬を使うときの一回あたりの用量(dose)が過剰である(over)こと、または薬物の過剰摂取に及ぶ行為のことをいいます。薬には副作用がつきものですが、咳止めや風邪薬のオーバードースは、咳を止めたり風邪の症状を緩和する目的ではなく副作用を得るための行為です。咳止めの多くはコデインという麻薬成分を含有しています。医療機関を受診しなくてもドラックストアなででも入手できます。麻薬によって咳中枢を麻痺させて咳を抑えるというものです。しかし、咳止めを飲んでもあまり咳は止まりません。ならばこんな薬売らなければいいのにと思います。咳症状を緩和させたいなら桔梗湯や桔梗石膏といった漢方薬の方がはるかに効果的だと思います。