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消化酵素

保険の消化酵素が軒並み生産中止になりました。薬価が安いので儲からない、原料の入手が困難、などが中止の原因のようです。栄養を食べても消化されないことには吸収されませんので、消化は非常に重要な作業です。酵素の基質はタン白質なのでタン白質の摂取が少ない人は消化酵素もきちんと作れていません。そのためタン白質不足の人は高タン白な食材を食べると胃がもたれる、おなかが張る、下痢する、などの症状のせいでタン白質をあまり食べようとせず、炭水化物に偏った食事になってしまいます。そうなるといつまで経ってもタン白質を食べられる身体になりません。負のスパイラルを断ちきるためには消化酵素の薬やサプリメントを使ってタン白質を食べられるようにするトレーニングが必要になります。
保険の消化酵素が製造中止になってのでサプリメントの消化酵素を買っていただくしかありません。もしくは納豆をしっかり食べてもらうということになります。納豆にはナットウキナーゼという血栓を溶解する酵素が含まれているので脳梗塞予防にいいのですが、納豆はその他にタン白質を分解するプロテアーゼ、脂質を分解するリパーゼ、でんぷんを分解するアミラーゼなどの酵素も含んでいます。消化不良の方は納豆をしっかり食べてみるのもいいかもしれません。