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天気が悪くなると体調不良(気象病)になる人が結構います。筋骨隆々の男性でこういう訴えする人はいません。線の細い女性に多い印象です。気圧の低下、気温、湿度の変化などによって自律神経が乱れることが原因と考えられています。自律神経の乱れによって筋肉の収縮、血管の収縮が起き頭痛や倦怠感が生じます。また気圧の変化は脳内のセロトニンやドーパミンなどの神経電津物質の分泌バランスにも影響を与えるの不安や抑うつなどの精神症状もよく見られます。気圧の低下で炎症性サイトカインの分泌が増加し、頭痛や関節の痛みなども生じることがあります。
起立性調節障害が自律神経の乱れと間違って認識されていますが、起立性調節障害と診断されている児童生徒の殆どは成長期に伴う栄養欠損=エネルギー産生不足が原因です。似たような症状を呈する気象病こそが自律神経の乱れが原因なのです。gdmクリニックでは気象病の治療も行っております。