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最近は生理痛がひどい人にすぐピルを処方します。ある患者さんは小学5年生からピルを飲んでいました。ピルには副作用があります。具体的には血栓症(脳梗塞や心筋梗塞)や乳癌のリスクです。低用量とは言え人工的な女性ホルモンですので、安易に長期内服することはお勧めできません。
分子整合栄養医学的には、月経困難症の患者さんに処方する栄養素は、粘膜健全化目的でビタミンA・ビタミンD・鉄などを処方します。月経痛は過度の子宮収縮が原因とされていますので、収縮を緩和させるPGE1という生理活性物質を産生するγ-リノレン酸という脂肪酸の一種を併用することもあります。冷えも月経痛の原因になりますので、温めること(風呂に入る、よもぎ蒸しなどで温める)も重要です。