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アトピー性皮膚炎に対してステロイド軟膏が普通の皮膚科では処方されます。しかし、塗るときれいになるけれどやめると悪化の繰り返し、そしてだんだん皮膚炎の箇所が拡がっていき、ステロイドを塗ることでむしろ悪化していくことに気づく人がいます。そして、自己流で脱ステを試みます。ステロイドをやめると当然リバウンドが起きますが、2週から1か月くらいで炎症は落ち着いてきます。ステロイドを塗った期間が短い人は比較的早くきれいになりますが、幼少期のころから十数年塗り続けてきた人はなかなかきれいにはなりません。きれいな皮膚を取り戻すには脱ステにプラスして行うべきことがあります。このプラスαとβをすることが非常に重要です。具体的には、ステロイド外用によって副腎皮質の機能が低下しているので副腎皮質機能を改善させるアプローチが欠かせません。ステロイドの副作用の代表格に皮膚萎縮があります。皮膚は異物を体内に侵入させないようなバリア機能を有した臓器です。また皮膚にも免疫細胞が存在しています。ステロイド外用によって生じた皮膚萎縮と皮膚免疫能低下を是正する栄養アプローチも必要です。
自己流の脱ステをしたもののなかなか皮膚炎がよくならないという方はご相談ください。