blog
日本人の2人に1人は癌に罹る時代です。全ての癌の10年生存率は59.4%だそうです。つまり癌になった人の4割は再発で亡くなっているということです。全種類の癌での生存率なので、臓器によってはもっと生存率が高い、もしくは低いことになります。癌治療はまず癌細胞の数を減らすことが重要です。つまり、切除できるステージの癌は外科的切除(もしくは内視鏡的切除)することです。早期癌なら追加治療は不要ですが、早期癌でも以外と何年か後には亡くなっていますので油断はできません。進行癌の場合、抗癌剤治療が必要になります。しかし、再発して亡くなる人が後を絶ちません。つまり、抗癌剤治療だけではサバイブ(生き残る)できないことが多いというこです。
抗癌剤は、活性酸素を発生させて癌細胞を殺す治療です。きつい抗癌剤だと癌細胞も多く死ぬでしょうが、正常な細胞もダメージを受けます。分裂の早い臓器ほどダメージが強いです。骨髄、小腸などが特にダメージを受けます。白血球減少、嘔吐、下痢などの副作用が起きるのはこのせいです。しかし、骨髄と小腸は免疫を担う臓器なので、免疫力を抗癌剤治療で落としてしまっているのです。ですから抗癌剤治療を受ける場合は、抗癌剤の副作用を軽減するアプローチを平行して行わないといけません。しかし、保険診療ではそういった副作用軽減アプローチはありません。大学病院のえらい先生方も副作用軽減アプローチを知りません、医学部で教えていませんから。
人数は少ないですが、StageⅣやStageⅢcの方が、抗癌剤治療と副作用軽減の栄養アプローチ+アポトーシス療法+高濃度ビタミンC点滴を行い、5年~10年再発なく過ごしている患者さんがいらっしゃいます。再発が分かってからでは遅いので、術後すぐに行う必要があります。