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栄養素の摂取をして調子が良くなったからといってパタッと摂取をやめる人がいます。やめるとまた栄養欠損に逆戻りして症状が再燃します。特に生理のある年代の女性の鉄欠乏でそういうことがおきます。生理で鉄を失うので、鉄の貯金をある程度高めておかないとすぐに鉄の貯金が底をつきます。調子がよくなったからすぐやめるのではなく、量を減らして一定量維持しないといけません。生理がある間は鉄の補充を継続したほうがいいのです。ある患者さんは栄養素の摂取で調子がよくなったので、「やめるのが怖い。また体調が悪くなったら困るので続けたい」と言って栄養素を買いに来られていました。
鉄は皮膚のコラーゲン合成や紫外線によるシミを軽減してくれる活性酸素消去酵素カタラーゼの材料でもありますので、変な化粧品を買うよりは鉄を飲んだ方がお肌にいいです。鉄欠乏の方は閉経するまで鉄の摂取を続けてください。