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昨年受診された方が再検査に来られました。症状の変化はありましたか?と尋ねると「気持ちが穏やかになりました」とのこと。この方は立ちくらみやイライラが主訴でした。自分で鉄のサプリメントを買って飲まれていましたが、フェリチンは一桁と深刻な鉄不足でした。再検査ではフェリチンは増えておりましたのでイライラがなくなり気持ちが穏やかになったのも、鉄の貯金が増え脳内のセロトニンが増えたためだと思われます。
人間の身体を健全に維持するには栄養が欠かないことは皆さんご存知だと思いますが、精神の健全化にも栄養が欠かせません。薬による治療は対処療法にすぎませんし、心療内科領域の薬は副作用が強く、またやめるときも断薬症状に苦しむケースが少なくありません。栄養不足によって生じている精神症状に対しては、薬ではなく不足栄養素の至適量摂取を行うのが望ましいと考えています。しかも、栄養療法は薬物による対症療法と違い副作用がなく安全です。
薬による対症療法ではなく栄養による根本療法をご希望の方は是非ご相談ください。