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参政党の神谷代表が東京都内で行った参議院選挙の街頭演説で「申し訳ないが高齢の女性は子どもが産めない。日本の人口を維持していこうと思ったら、若い女性に子どもを産みたいとか産んだほうが安心して暮らせるなという社会状況をつくらないといけない」などと述べ、SNS上などで批判が出ていました。私はなぜ批判されるのかよく分かりません。産みたくても経済的な問題(円安物価高、健康保険や年金などの社会保険料がバカ高い、賃金が上がらない、などの理由)で妊娠出産に踏み切れないという人は少なくありません。子供1人が社会人になるまでにかかるお金(教育費や食費など)は1800万~4000万円(学校を私立に行かせるか公立ですますか、塾に行くか行かないかで差がでる)と言われています。こういう状況では気軽に妊娠出産できません。
高齢出産(35歳以上での出産)とう言葉がありますが、この高齢と神谷代表が言う高齢女性とは別ものです。卵子を凍結しておいて時期をみて受精卵を戻す特殊な方法を除いて、閉経すると自然妊娠はできません。高齢女性と言わずに「閉経したご婦人」と言っておけばここまで問題にならなかったのかもしれません。
何はともあれ、子育てしやすい社会にしていくことが重要なのは間違いありません。