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新聞の「患者を生きる」という欄に、娘さんが起立性調節障害で苦しんでいる読者からの声が掲載されていました。起立性調節障害でお困りの中2のお母さんからの投稿ですが、血圧が上がらない、朝起きられない、などの症状がでて小児科受診するまで3ケ月、大学の専門医を受診するように小児科医に指示されてから予約が取れるまで3ケ月、起立性調節障害の詳しい検査ができるまで計11か月要したそうです。そして今も起立性調節障害で苦しんでいるそうです。つまり、大学病院を受診しても治っていない、治せていないということになります。
何回もブログに書いていますが、起立性調節障害という病名がよくないです。思春期栄養欠損病という病名にすべきです。大学病院や大病院に行っても血圧測定(起立試験)をして、昇圧剤の処方、水分補給の指導があるだけで、こんなことをしても治るわけがありません。
思春期の朝起きられない病態を適切に診断・治療できるのは栄養療法医しかいません。gdmクリニックには県外から多くの患者さんが受診されます。今日も東海地方の患者さんの親御さんから栄養素の注文がありましたが、治療して2か月ちょっと経ってから調子が上向きだして登校できている、岡山まで受診してよかった、という内容のメールをいただきました。
土曜日は予約が取りにくいですが、平日なら予約が取れます。11か月も遠まわりしなくてもいいです。基本的な検査結果は翌日に出ますので、私がすぐ所見をつけて結果と一緒に栄養素を発送したら、受診の翌々日から栄養療法を開始できます。