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オリンピック選手などのトップアスリートしか利用できない国立スポーツ科学センターという施設が東京にあります。ハイパフォーマンス・ジムや風洞実験棟等のスポーツ医・科学の研究施設、トレーニング施設、競技別専用練習場(競泳、新体操等)及び栄養指導食堂等で構成され、最新器具・機材を活用し、より効果的・効率的にスポーツ医・科学、情報等による研究、支援を行っているそうです。
先日アスリートの方が受診されました。国立スポーツ科学センターのクリニックでの血液検査結果もを見せてくれました。ヘモグロビンが基準値以下でしたが、「軽い貧血があります」とコメントされただけだそうです。私の師匠はアスリートにはヘモグロビンを16g/dlを目標にするようにアドバイスされていました。国立スポーツ科学センターのクリニックなら、栄養療法を取り入れた治療や指導をすべきなのにと思いました。貧血はパフォーマンスが低下しますし怪我もしやすくなります。貧血是正(ヘモグロビンを正常化)だけでは不十分でフェリチン値もしっかり高めておかないとエネルギー産生がうまくいきません。フェリチンを増やすにはヘム鉄の摂取が欠かせません。