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北陸地方の中学生の子が朝起きられなくなり一家全員で途方に暮れた状態にある保護者の方から昨年「遠距離の場合、何かいい方法はないでしょうか?」というお問い合わせをいただきました。「gdmクリニックで同じ診断・治療をしているクリニックがどこにあるか分からない、遠方でもgdmクリニックまで来てもらうのが一番手っ取り早いです、東北の方からも受診される方がいます」と返信したところ、すぐに予約をとられて新幹線に乗って受診されました。栄養療法が功を奏してお子さんがすっかり元気になられたことを非常に喜ばれ、保護者の方が中国地方に出張に来られた帰りにお礼を言いにクリニックまで来てくれました。「親子2人の新幹線往復が8万円したけど、元気になってくれたから8万円なんて安いもんですよ」と言われてました。
世間で言う起立性調節障害という病気は、自律神経の病気で治療が難しいように思われていますが、それは医者の診たてが間違っているから(自律神経や血圧低下の問題ではない)治せない(昇圧剤を飲んでも生理食塩水の点滴をしても治りません)だけです。成長期に伴う栄養欠損由来のエネルギー産生不足というふうに捉えれば、おのずと治療方法が決まります。ただ、保険診療では有効な治療方法がないので、診断が正しくても改善に結びつかないのです。
小学高学年・中学・高校は将来を左右する大事な時期です。少しでも早く元気を取り戻してあげる必要があるのです。岡山出身の山本由伸選手の名言「負ける選択肢はない」をお借りすると「受診を迷う選択肢はない」ということになります。