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早産で産まれる赤ちゃんが増えています。gdmクリニックのナースは前職が産院の助産師でしたが、勤務していた産院でも早産で産まれる子が多かったと言っております。早産の原因は教科書的には、子宮の手術後(円錐切除術・広汎子宮頸部摘出術)・糖尿病・多胎(双子や三つ子)妊娠・子宮感染症・喫煙などが挙げられます。しかし、最近早産が増えているの最大の原因は母体の栄養欠損ではないかと思っています。赤ちゃんはお母さんからしか栄養をもらえません。お母さんからもらえる栄養がないと判断すると早く生まれてこようとします。現代の日本人女性は痩せの人が多く、栄養欠損状態に陥っています。栄養欠損ですと自然妊娠しにくくなります。妊娠しないと産婦人科で不妊治療を受けるようになります。卵管やホルモンの検査では特に異常が見つからない人が殆どで、こういった原因不明の不妊症のことを機能性不妊症とか原因不明不妊症といいます。何度かタイミング療法をうけ、その後は体外受精をなんどかし、それでも妊娠しなければ体外受精にステップアップしていきます。しかし、機能性不妊症の最大の原因は栄養欠損です。栄養是正をせずにステップアップしてもなかなか妊娠には結びつきません。運よく妊娠できたとしても、栄養欠損を是正していませんので母体の栄養在庫が尽きると赤ちゃんが早くでてきてしまいます。
妊娠前・妊娠中の栄養摂取が非常に重要なのですが、まだあまり認識されていません。妊娠を考えられている方、原因不明不妊症と診断された方、妊娠された方には是非とも分子整合栄養医学的な血液検査を受けて不足栄養素の補充を行っていただきたいです。