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乳児湿疹にステロイドは塗らないで

赤ちゃんは生後数か月目で湿疹が出ることがよくあります。やっと生まれてくれた大切な赤ちゃんなので親御さんは心配してすぐに小児科に連れて行きます。しかしそれが悲劇に始まりなのです。乳児湿疹の最大の原因は亜鉛不足です。赤ちゃんの成長は著しく、3ケ月で体重が倍になります。つまり細胞分裂が盛んなのです。細胞分裂には亜鉛が欠かせません。赤ちゃんは生まれてきたときは鉄の貯金はたくさん持っていますが(お母さんが鉄欠でなければ)、亜鉛の貯金は持っていませんので、母乳から亜鉛をもらわないといけません。しかし、母体が亜鉛不足の場合、母乳に含まれる亜鉛も少ないので乳児湿疹がでやすくなります。
ステロイドを塗ると湿疹はすぐにきれいになりますが、数週間以上塗り続けると皮膚萎縮、皮膚免疫能低下などが目で分からないところで起きてきています。このまま塗り続けると本格的なアトピー性皮膚炎に移行していきます。先日も産後の血液検査のフォローに来られた方に乳児湿疹の話をしたところ、すでに湿疹が出たので小児科でステロイドを処方され1か月以上塗っているというではありませんか。すぐに止めてもらいましたが、やめたら塗っていないところも真っ赤になったそうです。いわゆるリバウンドというものです。
産後もしっかり亜鉛やビタミンB群のサプリメントをお母さんが飲んで母乳の質を高めておくことが必要です。ミルクに亜鉛やビタミンB群をすりつぶして混ぜて赤ちゃんに飲ますのも有効です。何事も最初が肝心です。