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副作用の心配のない栄養療法

栄養療法を初めてされる方によく訊かれるのが「副作用はないですか?」という質問です。薬は人間の細胞を構成する成分ではないので(もともと体内に存在しない分子)、必ず解毒排泄しないといけません。そして多かれ少なかれ副作用があります。特に抗癌剤など投与量を間違えると死んでしまうこともあります。それから、漢方治療は安全だと思っている人が多いですが、漢方薬も体内に存在しな分子なので異物です。ですから、肝機能障害や間質性肺炎などの副作用がおきることがあります。一方、栄養療法で用いるアミノ酸・ヘム鉄・ビタミンBなどの栄養素は、細胞を構成する成分なので生体内物質と呼びます。簡単に言うと身体を作っている材料です。身内なので解毒排泄する必要がありません。ですから当然薬のような副作用はおきません。ただビタミンBや亜鉛の臭いが苦手な人は飲むとむかむかすることはありますが、別に胃粘膜を荒らしてむかむかしているわけではありませんのでご安心ください。