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むずむず脚症候群

脚に「むずむずする」などの不快感が起こる病気をレストレスレッグス症候群といい、一般に「むずむず脚症候群」と呼ばれています。60歳~70歳の女性に多い疾患です。むずむず脚症候群の特徴は、①脚の不快感や脚を動かしたい欲求、②夕方から夜にかけて症状が出る、③じっとして動いていない時に症状があらわれる、④脚を動かすことで不快感が軽減、などが挙げられます。原因は、脳の神経伝達物質であるドパミンの機能障害が関与していると考えられています。
一般的な治療としては、鉄剤やパーキンソン病の治療で使うドパミン系薬剤などの内服になります。鉄剤を使うのはドパミン合成に鉄が必要だからです。しかし、ドパミンは鉄だけでできるわけではありません。アミノ酸、葉酸、ナイアシン、ビタミンB6などもドパミン合成に欠かせませんので、分子整合栄養医学的には、ヘム鉄、ビタミンB群、アミノ酸などの摂取を行います。