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菜食で脳出血のリスク増

健康のため野菜中心の食事をしているご家庭が少なくありません。しかし、医療ニュースで次のような研究結果が報告されていました。イギリスの20歳以上の成人男女4万8,188人を対象に、肉食群2万4,428人、魚食群7,506人、菜食群1万6,254人の3群に分け、虚血性心疾患および脳卒中の発症について18.1年以上追跡した結果が報告されました。(虚血性心疾患、脳卒中、狭心症などの既往がないことが参加条件。肉食群は魚や乳製品の摂取の有無は問わず、魚食群は肉を非摂取、菜食群は肉も魚も非摂取だが乳製品を摂取するベジタリアンと、乳製品も非摂取のヴィーガンを含む。)その結果、菜食群では肉食群に比べて脳出血の発症が1.43倍に、脳梗塞の発症が1.20倍であったことが判りました。コレステロールが身体に悪いと思っている人が多いようですが、コレステロールは細胞膜や血管壁の材料として重要です。コレステロールが低すぎると血管壁が脆弱になり出血しやすくなります。
心筋梗塞などの虚血性心疾患の原因は活性酸素です。コレステロールを下げることよりも酸化させないことが重要です。活性酸素をつくる原因には、喫煙、ホモシステイン高値、歯周病、カンジダ、などが挙げられます。虚血性心疾患を予防するには、前述の原因を是正すること、脂質の酸化を防ぐ天然ビタミンEを摂ること、EPAを摂ること、などが重要になります。