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癌が転移する前に高濃度ビタミンC点滴を

日本人の2人に1人は癌にかかります。50%というかなりの高率です。胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、腎臓がん、子宮がん、卵巣がんなどの固形がんは基本的には外科的切除が必要になります。手術をしたあとは、進行具合によっては抗がん剤点滴や放射線治療が必要になります。しかし、手術、抗がん剤治療のあとに数か月から数年後に再発や転移が見つかることが少なくありません。再発や転移が見つかってから高濃度ビタミンC点滴を希望されて受診される方が殆どです。しかし、癌と診断されたらすぐに栄養療法を開始するのがベストです。
貧血、低アルブミンがあると、縫合不全を起こしやすくなります。また赤血球には癌細胞などの異物を捕捉して処理する働きがあるので、貧血の場合は転移(切除の際に癌細胞が散ることがある)しやすくなります。血行性転移ですが、血管の基底膜を癌細胞がつきやぶって外に出ていかないといけませんが、高濃度ビタミンC点滴は基底膜を強化してくれるので血行性転移の抑制にもつながります。また高濃度ビタミンCはNK細胞(癌細胞やウイルス感染細胞などを見つけて攻撃するリンパ球の一種)の働きを高めてくれます。
転移が発見されてからではなく、術後早期に、できれば癌と診断されたらすぐに、貧血や低アルブミンの是正、分化誘導、血管基底膜強化及びNK細胞活性化作用のある高濃度ビタミンC点滴をお受けになることをおすすめします。