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がん治療に糖質制限?

がん細胞はブドウ糖を餌に増殖します。そのため、がん治療において糖質制限食やケトン食が有効であるという内容の書籍がでてます。ではブドウ糖を0にすればがんは死滅するのでしょうか?通常血糖値は80~140mg/dlあります。血糖値を70mg/dl以下に下げると脳の維持ができなくなります。当然血糖値0にすることは不可能で、血糖値0だとがん細胞も死ぬかもれませんが人間自体も死んでしまいます。
砂糖の摂りすぎや血糖が上がりすぎるのはよくありません。しかし、血糖を下げるには限界がありますし、がん細胞は賢いのでアルブミンやヘモグロビンなどのタンパク質を分解して糖と作って生き延びます。血糖を下げすぎると、ケトン食の時と同様にアルブミンやヘモグロビンを壊して糖と作りますので、結果的にがん治療には不利になります。何度もブログで書いていますが、がんに負けないためにはアルブミンとヘモグロビンを高く維持することだからです。
糖質制限食、ケトン食などを行うよりも、タンパク質をしっかり摂取してアルブミンやヘモグロビンを下げないようにすることが何より重要です。