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朝食もきちんと食べましょう

gdmクリニックを受診された方には、1日3食食べているか、朝、昼、夕にどんな食事を摂っているか、などを問診でお聞きします。多くの人が、朝抜くことが多い、コーヒーだけ、パンだけ、と答えます。先日、スペインの研究で、朝食抜きの食習慣はアテローム動脈硬化症のリスクと関連することが示されました。
朝食を抜くということは夕食から次の昼まで食事をしないということになります。肝臓に蓄えられているグリコーゲンも底をつき低血糖になります。脳のエネルギー源は主にブドウ糖なので脳を維持するためにに、副腎からアドレナリンやノルアドレナリンなどが分泌されます。これは少し前のブログに書きましたが、タバコのニコチンによって分泌されるカテコラミンのことです。ですから、朝食を抜くと、カテコラミンが多く分泌されタバコを吸ったときと同じような現象が起き血管を傷つけてしまうのではないかと考えます。最悪なのは、朝何も食べずにタバコを吸うことです。低血糖とニコチンのダブルパワーで血管が障害されてしまいます。
朝は和食がお勧めです。白米と焼き魚、卵焼き、納豆などのタンパク質に味噌汁の組み合わせがよいです。朝からきちんと食べましょう