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女性のうつ症状にはまずは血液検査を

月経がある年代の女性のうつ症状に対していきなり抗うつ剤を飲むのはお勧めしません。なぜなら、月経によって多くの女性は鉄欠乏に傾いており、鉄はセロトニンという神経伝達物質の合成に必要な栄養素だからです。セロトニンが不足すると意欲の低下、気分の落ち込みなどが生じます。根本的な治療は抗うつ剤の内服ではなく、セロトニンの合成を高める栄養素を摂取することです。
心療内科を受診しても、血液検査をするところは殆どありません。問診のみで診断されてしまいます。では一般的な内科を受診すればいいかと言いますと、それもだめです。血液データが基準範囲内におさまっているかどうかで診断するので、大半の人が「異常なし」、と言われてしまいます。基準値は非常に幅が広く設定されるので、基準値で判定すると見落とされてしまうのです。(基準値が曲者
月経のある年代の女性にうつ症状が出た場合は、まずは分子整合栄養医に相談していただくのがベストです。多くの場合、治療用のヘム鉄・ビタミンB群などの摂取で、速やかに症状が改善されます。

女性のうつ病治療は栄養療法で