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口腔へのアプローチ

歯周病を放置すると全身へその影響が及んでいきます。歯周病と関連があると考えられている疾患としては、アルツハイマー病、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病などが挙げられます。歯肉の微小な炎症が全身の炎症を引き起こしているのです。よくTVで口腔内を殺菌する液体のコマーシャルを見かけますが、抗生物質を飲むと、悪い菌が死にますが腸内の善玉菌も死んでしまうので、皮膚炎の悪化や膣カンジダ・食道カンジダの悪化などをよく経験します。これと一緒で殺菌性のマウスウオッシュでは口腔内の必要な菌も殺してしまい、口腔内細菌叢のインバランスを引き起こしてしまいます。
対策としては、歯垢を除去すること、歯肉を健全にすること、口腔内の有害菌の増殖を抑えること、などが重要になります。歯肉を健全にするには、タンパク質、ビタミンC、CoQ10などの栄養素が欠かせません。口腔内の有害菌の増殖を抑えるには殺菌ではなく。健康な口腔内に多くみられる口腔内常在菌(ストレプトコッカス・オラリス、ストレプトコッカス・ウベリス、ストレプトコッカス・ラッタス)などを摂取することでこれらの菌を増やし悪い菌を減らして口腔内細菌叢のバランスを整えることが重要です。gdmクリニックではストレプトコッカス・オラリス、ストレプトコッカス・ウベリス、ストレプトコッカス・ラッタスの3種の口腔内有用菌を含んでいるプロビオーラというサプリメントを使って口腔内細菌叢を整えることで、歯周病や齲歯(虫歯)予防を行っています。