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筋肉量を維持しましょう

筋肉量は20歳代から減少し始めます。50歳を過ぎると減少速度が増します。そのまま放置すると70歳、80歳代になると下肢の筋肉が大幅に減少し、歩行や階段の上り下りがスムースにできなくなり、最悪の場合寝たきりになってしまいます。高齢者は、咀嚼力の低下、ホルモンの影響、体蛋白の異化亢進・同化低下、消化吸収の低下などによって筋肉量が減少しやすい状態にあります。歩行ができなくなると、脳の血流も減り認知症のリスクにもなります。
そのため、50歳ころから筋肉量を維持することを意識する必要があります。筋肉を造る材料はタンパク質です。肉、魚、卵などをしっかり食べる必要があります。しかし、年齢とともに食べ量が減ってきます。「最近肉があんまり食べられんよーになったわー。」と同級生から聞くこともあります。年をとればとるほどタンパク質が必要なのに食べられなくなってしまう人が多いのです。タンパク質をたくさん食べれるためには消化力を維持することが欠かせません。消化するには、歯を健全に維持して咀嚼力を維持すること、胃酸を分泌する胃を健康に保つこと、消化酵素をしっかり分泌させること(消化酵素はタンパク質でできているのでタンパク質を若いうちからしっかり食べておくことが欠かせません)などが重要になります。消化が悪い場合には一時的に消化酵素の薬やサプリメントの力を借りることも必要です。日本人の胃腸にあった消化酵素のサプリメント「フェルミターゼ」が先月から発売されています。セルラーゼ、アミラーゼ、3種類のプロテアーゼを配合しています。胃もたれする、消化が悪い、とお感じの方にお勧めです。若い方も中高年の方も、しっかりタンパク質を食べて消化させて筋肉量を維持してください。