blog

至適量

分子整合栄養医学では至適量という言葉をよく使います。細胞の分子濃度=栄養状態が本来あるべき状態から逸脱すると、代謝が正常が働かなくなり、様々な症状や病気を引き起こします。ですから、本来あるべき細胞の分子濃度に栄養素を摂取することで病態を改善・治癒させることができますので、早く本来の栄養濃度に戻してあげることが重要になります。そのため、栄養素の不足の程度によって摂取すべき量が違ってきます。また、個々人で栄養の消化吸収の量も違いますので、この点も考慮して摂取量を決めていかないといけません。細胞が最適に機能するための栄養の量のことを至適量と言います。至適量には個人差があるので、一律この疾患、この症状にはこの栄養素を何mg飲めばいいというわけではないのです。また、市販のサプリメントは治療用に設計製造されていませんので、含有量が少なすぎたり他の栄養素の吸収を阻害したりするものが殆どなので、至適量を確保するのが困難です。
早く症状、病態を改善させるためには、分子整合栄養医学的な血液検査と診断を受け、治療用に製造された栄養素を摂取することが一番の近道になります。海外のサプリメント等で個人輸入して飲む我流治療はおすすめしません。