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意義を理解する

痛い・怖いので血液検査は受けたくない、胃内視鏡はうけたくない、カプセルのサプリメントは飲めない、粉末状のものは飲めない、飲む量が多すぎる、薬や栄養素を飲み忘れる、という患者さんがいます。検査を受けたくない、飲みたくないのならそれで当方としては構いません。自分の健康は自分で管理するものだと思っていますので強制されてやるものではないと思っています。こういうことを言う人は、検査、薬の内服、栄養素の摂取の意義を理解できていないのだと思います。血液検査は身体の状態(炎症の有無、栄養状態など)を知るには欠かせない検査です。内視鏡検査も粘膜の状態や早期癌のチェックには欠かせません。薬は病気のコントロールに欠かせませんし、栄養素の摂取は病気や症状を根本的に改善させるために欠かせません。5歳の子でも血液検査(基本的には10歳未満の子どもの採血はしませんが)の意義を理解できている子は、ぐずることなくあっという間に採血できますし、カプセル状のサプリメントもきちんと飲めます。
受験勉強、スポーツも、目的や意義を理解してするのとしないのとでは結果に大きな開きがでます。健康管理や病気の治療もそうです。