blog

意外と多い機能性低血糖症

倦怠感、頭痛、朝起きられない、などの不調を訴える人が多いです。月経のある年代の女性や成長期の児童生徒は鉄不足が原因であることが多いです。しかし、成長期が終わった男子生徒や成人男性の不調は、血糖の乱高下と関係あることが少なくありません。女性がスイーツが好きなのはよくある話ですが、男性でもジュース、アイス、チョコが好きな人が意外と多く、そういう人は、甘いものを食べて血糖が急上昇し、インスリンが過剰に分泌されて今度は低血糖になります。低血糖になると、エネルギー不足になり倦怠感が生じますし、血糖を上げるためにアドレナリンなどの交感神経緊張ホルモンが分泌されるので、頭痛や易怒性などが見られます。自律神経の乱れも生じますので、様々な症状が出現し、精神疾患に間違えられることも少なくありません。
低血糖になりやすい体質の人とそうでない人がいるようで、なりやすい人は少量の糖や炭水化物にも反応するように思います。治療は食事療法しかありません。