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発達障害と鉄欠乏

神経発達症があると慢性頭痛が有意に多いというデータがあるそうです。またうつ病と慢性頭痛も共存する症状だということが脳神経外科のDr.が言っておられます。分子整合栄養医学的に考えると、鉄欠乏がいずれも関係しているのではないかと考えます。脳神経の発達には鉄が欠かせません。また鉄は心を安定させる神経伝達物質セロトニンの材料でもあります。鉄欠乏があると頭痛がよくおきますので、鉄欠乏性の頭痛の人に、脳神経の発達遅延やうつ症状がでるのは当然のことと考えます。鉄が不足すると、頭痛以外に、眠気・集中力低下・思考力や記銘力の低下などもよく経験します。
妊娠中にフェリチンを低下させないようにヘム鉄を摂取すること、幼少期の食事内容に気を付けること、などを行うことで、神経の発達遅延を予防・軽減できるのではないかと考えます。