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急いで腹いっぱい食うな

録画したドラゴン桜を家族で観ています。息子たちは東大に行く予定はないですが、彼らにとって桜木先生の言葉が刺さるのか、ゲームと外遊びで忙しい小6の勉強あまりしていない小6の息子が特に楽しみにしています。この間観たのは6話でした。合宿で食事を食べるシーンで、食後に眠たくなったという生徒に「お前ら バカみたいに急いで腹いっぱい食うからだ」と生徒を叱ります。「血糖値が急激に上がると糖をエネルギーに変えるインスリンが大量に分泌される食後に強い眠気や倦怠感を感じんのは そのためだ。」と桜木先生が解説。ただ、この解説はちょっと間違っていると思います。糖を細胞内に取り込むためにインスリンが分泌される、と言う方がよいかと。最終的には糖が細胞内に入りミトコンドリアでエネルギーを産生するのですが。
桜木先生が言わんとすることは、糖質をたくさん一気に食べると血糖値が急上昇して、それに呼応してインスリンが大量に分泌され、血糖が急降下すると脳の働きが落ちてしまうので、そういう食べ方をするな、ということだと思います。眠たくなって勉強ができなくなるだけならまだしも、糖質中心の食事やチョコ、アイス、菓子パン、スナック菓子をたくさん食べていると機能性低血糖症になり、朝起きられない、だるい、頭が痛い、気持ちに波がでる、などの症状が出て学校に行けなくなるケースも少なくありません。普通の医療機関では、こういう症状の児童生徒を起立性調節障害という変な病名をつけて昇圧剤で治療しています。
東大に行く行かないにかかわらず、正しい食事の仕方、身体の仕組みをだれしもが知っておいた方がいいと思います。