blog

若年性更年期障害の本態

患者さんから30代のころ若年性更年期障害と言われた、という話を聞きました。若年性更年期障害という病名を私は知らなかったので調べてみると、20~30歳代の更年期とは無縁の時期に、イライラ・倦怠感・頭痛・冷え・ホットフラッシュなどの症状がでた場合、若年性更年期障害を疑われるようです。しかし、これは単なる鉄欠乏・セロトニン不足・低血糖などの栄養欠損の症状と思われます。月経前のみに起きるならPMSが疑われます。ホットフラッシュは鉄欠乏では起きないので、これは自律神経の乱れを疑います。
一般的な医療機関では症状に対する投薬しかしません。対症療法というやつです。痛みには痛み止め、イライラには精神安定剤のように。しかし分子整合栄養医学では、まず原因をきちんと同定します。鉄欠乏が原因ならヘム鉄の補充を、セロトニン不足ならセロトニンの材料の補充うを、低血糖の場合は食事療法を行うことになります。
若年性更年期障害を診断されたものの治療効果が乏しい場合は、栄養欠損が原因と思われますので分子整合栄養医にご相談ください。