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冬季うつ病

冬になると気分が落ち込むという方がおられますが、「冬季うつ病」かもしれません。冬季うつ病は、秋から冬にかけてうつ症状が現れ、春先の3月ごろになるとよくなるというパターンを繰り返すのが特徴です。一般的なうつ病と同様に、季節性うつ病は有経女性に多く見られるそうで、女性の方が男性より3倍罹りやすいと言われています。栄養療法の知識がある方はもう原因はお判りだと思いますが、女性にうつ症状の人が多いのは生理による鉄欠乏が背景にあるからです。冬季うつ病は、日照と関係があり、赤道近くに住む人が罹ることは少なく、赤道から離れるほど患うリスクは高まります。つまり冬季うつ病は、冬場の日照時間不足が原因であると考えられています。太陽の光を浴びないと体内でのセロトニン合成が減るので、冬場日照時間が短くなることと、寒いので外出頻度がへることでうつ症状がでやすくなります。
日頃からセロトニンの材料となるアミノ酸・鉄・ビタミンB群をしっかり摂取しておく、冬場もある程度日光にあたる、などを行って冬季うつ病を予防してください。