blog

膣・子宮内フローラの改善で妊娠体質へ

年に何回も膣カンジダ症になるという方がいます。カンジダはどんな人にでも棲んでいる菌で、口腔内、皮膚、腸管、膣などにいる常在菌です。少ない量だと悪さをしませんが、極端に増殖すると食道カンジダ症、膣カンジダ症などを発症します。一般的には抗真菌剤による治療になりますが、分子整合栄養医学では違うアプローチをします。常在菌なので完全に消し去ることはできません。いずれまた何らかの原因で増殖してきます。ですから、薬でやっつけようとせず、善玉菌を増やしてカンジダが増えることができない環境を作ってあげればいいのです。膣に直接アプローチする必要もなく口からプロバイオティクスを摂って腸内細菌叢(腸内フローラ)をよくしてあげれば、全身の菌のフローラもよくなります。当然膣や子宮内フローラもよくなります。結果的に膣カンジダ症が起きなくなります。
カンジダ膣炎があると、精子の運動力が低下して受精しにくくなるとも言われています。子宮内フローラや膣内フローラの悪化が不妊に一因であることもわかっています。
腸まで届く乳酸菌、ラクトフェリンやプレバイオティクスなどを摂取して体内フローラを健全化することで妊娠しやすい体質になります。膣カンジダ症を繰り返す方が是非ご相談ください。