タンパク質の摂取方法

タンパク質は基本中の基本の栄養素です。筋肉・皮膚・粘膜・神経伝達物質・血液・免疫細胞・酵素などの材料になりますし、栄養や薬を全身に運ぶのもタン白質です。分子整合栄養医学的では体重１ｋｇあたり１ｇのタンパク質が必要と考えています。５０ｋｇの体重なら５０ｇのタンパク質が必要になります。妊婦さんや成長期の子供、トップアスリートはもっと摂らなければいけません。
朝はあまり食べない・もしくは全く食べないで夜に多く食べる人が多いです。タン白質を５０ｇどこかのタイミングで摂ればいいかというとそういうわけではありません。夕食時にまとめてタン白質を摂るよりも、朝からタン白質を摂取する方が骨格筋の合成率が高いことが分かっています。筋肉は分解と合成を繰り返しています。絶食時間が長いと筋肉の分解が進みます。夕食を食べてから次の朝食までは１２時間近くになりますので、そのまま朝食を抜くと体蛋白の異化が亢進します。つまり筋肉の分解が進むわけです。年とともに筋肉量が低下してきます。高齢者の場合、筋力が低下すると歩行にも支障がでてきます。
朝からしっかりタン白質を食べることをお勧めします。