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不安な気持ちも栄養不足が原因

とくに心配事がないのに不安感を感じる、気分が落ち込む、といった症状がでる人がいます。精神的な問題なので、心療内科を受診する人が多いですが、こういった症状も栄養不足で起きていることが殆どなのです。心を安定させる神経伝達物質セロトニンも栄養でできています。必須アミノ酸・鉄・ビタミンB群などを材料として脳内で作られていますので、不適な食事(肉を食べない、無理なダイエットなど)でこれらの栄養素が不足します。女性の場合は、月経があるので鉄欠乏にもともと傾いている人が多いので、精神的な不調を訴えるのは男性よりも女性の方がはるかに多いです。心療内科の薬を飲んでもセロトニンは増えません。セロトニンの取り込みを阻害する薬を出されることが多いですが、セロトニン自体の産生は増やしません。適切な栄養素の補給を行うことで比較的簡単に治せます。
また、砂糖の入ったもの(チョコ、アイス、ケーキ、ジュース、スポーツドリンク)や炭水化物(パンや麺類)を好んで食べる人にも精神的な不調が出やすくなります。糖質を多く摂取するとインスリンが出すぎて最終的には低血糖になります。脳のエネルギー源は主にブドウ糖なので、理性を司る領域がエネルギー不足になり、不安やイライラなどの精神症状がでます。低血糖に関しては医者は治せません。自分自身で食事を見直すしかありません。