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間違いだらけの起立性調節障害治療

朝起きられない児童・生徒につけられる診断名が起立性調節障害です。治療は血圧を上げる薬ですが治るわけがありません。朝起きられないのはエネルギー不足が原因です。朝起きられない原因を正しく理解していないので治療方法も不適切になって仕方がありません。岡山県外の親御さんから時々電話がかかってきます。どんな治療をするのか?どのくらいで治るか?自分の家の近くに提携病院はないか?などを聞かれますが、原因が同定できていないので治療方法も決まりませんし、治療期間も分かるわけがありません。提携病院などありませんし、提携していたとしても全く同じ思考回路の人間など存在しませんので、私と同じ診断・治療をする医者はこの世にはいないはずです。高血圧症、糖尿病・がんなどの診断治療は、ガイドラインというものがありますし、保険診療ではこの疾患にはこの治療という決まりがあるので日本全国でだいたい同じ内容になります。しかし、起立性調節障害に関しては、教科書的には自律神経の異常・血圧の調節異常と考えている以上、エネルギー不足として治療する医療機関は殆どないと思います。分子整合栄養医学を勉強している医師なら、似たような治療をしているかもしれませんが、私の場合、師匠から教えていただいた分子栄養学の基礎(生化学や生理学)をベースにした栄養療法による18年間の治療経験に基づいて今の治療を行っているので、私の全く同じ思考回路で治療をしている人はいないはずです。
起立性調節障害と診断されて治療受けるも改善しないと言って県外からgdmクリニックを受診される方は少なくありません。遠くは東北地方から来られた方もいました。早く症状を改善しようと思うのでしたら、遠くても一度gdmクリニック受診をしてもらうのが治癒への近道ではないかと思います。